看護師と薬剤師が思う、絶対になりたくない生活習慣病

 先日看護師の姉と久しぶりに対面で話をして、とある話題で盛り上がった。

 

 絶対になりたくない生活習慣病

 

 生活習慣病にかかるか否かは遺伝的要因もあるが、文字通り生活習慣も深く関係している。食生活や運動習慣、睡眠の質など要因は多岐に渡り、予防するために推奨されることはたくさんある。

 高血圧症や脂質異常症高尿酸血症、糖尿病と生活習慣病はいろいろあるが、その中でも絶対になりたくない生活習慣病は姉と私で見解が一致した。

 

 それは「Ⅱ型糖尿病」だ。

 

 Ⅰ型糖尿病は遺伝的にインスリンが分泌できなくなる病態で、若年でも発症することがある。一方、Ⅱ型糖尿病は生活習慣が起因する糖尿病であり、同じ糖尿病でも原因が全く異なる。

 そもそも糖尿病という疾患名が現実に即していない。糖尿病になっても尿が甘くなることはない。その実態は、血糖が上昇して血管をもろくする病気だ。細い血管から徐々に機能不全になっていき、痛覚も鈍くなり先端が壊死することもある。だから糖尿病では目や腎臓、手指がやられていく。*1また、怪我や傷から細菌感染を起こしやすくなるため、手術を受ける際も健常な患者より管理が大変になる。他の生活習慣病よりも、ピンピンコロリから遠のく病気だ。

 

 どうせ生きているなら健康に長生きしたい。寿命と健康寿命の乖離が年々大きくなっていくこのご時世、自分は出来るかぎり健康寿命を延ばしていきたい。

 

 そう思いながら、日々の食事と運動を大切にしようと思う。

*1:糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症→透析へ、手や足が壊死して切断することになることもある。