失敗を認めることが最高の成功

 最近で一番失敗したことはなんですか。

 

 失敗を認めるという行為はかなりのストレスになる。恥ずかしい気持ちや悔しい気持ち、残念な気持ち、あらゆるマイナスの感情に包まれる。

 失敗のない生活というのは、確かにこういったマイナスの感情にさらされない、安寧な人生でもあるだろう。

 

 しかし、失敗のない生活には2つの種類がある。

 既に経験を積み、失敗をせずに到達できる方法を知っているが故の失敗のない生活。そして、挑戦をしないからこその失敗のない生活。

 

 そう、新しいことに挑戦をする。それには失敗がつきものだ。

 

 失敗は挑戦したからこそ発生するものだし、失敗を認めた時に改善策や別の方法の模索といった試行錯誤に至れる。失敗を失敗と認めずに、「ここまでかけた苦労を無駄にしたくない」と同じ方法をがむしゃらに続けるだけではただ傷が深くなるだけだ。

 

 他の人が失敗をしてしまった時、その失敗を侮ってはいけない。挑戦をしたからこそ失敗をしたのであって、挑戦には勇気が伴う。机上の理論だけで物事を判断するのではなく、実際に試したからこそ見つかる問題点だってある。上手くいかない点、そしてその原因をきちんと把握するのに、失敗を認めることはとても重要な作業だ。

 

 命に係わる失敗は取り返しのつかないことになるが、そうでなければ沢山失敗をして経験を積もう。失敗は恐ろしいものではない。失敗は成功の母である。