大切だからケアをするのか、ケアをするから大切に思えるのか。

 最近美容に少し凝っている。

 

 年齢に伴う肌の衰えが顕著になってきたからか、代謝の衰えから身体に肉が付きやすくなってきたからか。若いうちには気づきにくいが、人の身体もメンテナンスをしなければ急速に衰えていく。表在していく自分の老化に慌ててメンテナンスを見直した。

 

 美容とは究極の自分メンテナンスだ。健康という土台の上に美容はなりたっている。それだけ自分の身体と向き合うことになるので、自分を自分でケアをするために自分を大事にしようと思う。

 

 美容を通して自分を大切に思えるし、大切にするからもっとキレイにしてあげたくなる。

 

 美容の目的には、他人からよく見られたいという願望もあるだろうが、自分を大切にしてあげたいという自己肯定も含まれるのかもしれない。そして、おそらくファッションやインテリアなど、自分自身や自分が身につける衣服、過ごす住環境をより良いものにしたいという考え方も同類だろう。

 

 ここでふと思った。自分が大切だからケアにしてあげたくなるのか。それともケアしてあげているから大切に思えるのか。

 そして自分が大切に思えないからケアを怠るのか、ケアを怠るから大切に思えなくなるのか。

 

 

 私たちの身体は毎日の生活からできあがっている。

 食事、運動、睡眠、精神的負荷、休息。

 

 日々の正しいメンテナンスは正しく自分に返ってくる。

 自分をどういう存在にしたいかは自分の行動に現れる。