習い事について考える

 上の子も今年5歳になり、そろそろ習い事を何か始めようか、と悩む日々。

 パートナーと習い事の方針について話し合うことはあるが、今のところ決定打に欠ける。

 

 私たち夫婦の習い事についての考えの共通点は以下の通り

 

・学校生活では身につけにくい技能や環境を得たい。

・子ども本人が親族以外の大人との信頼関係を築ける場を得たい。

・第一に、子ども本人が興味関心を持っている習い事をさせてあげたい。

 

 

 一つ目の点については、おおむね目星がついている。系統としても、芸術系、運動系又はグローバルな環境の方向性。

 二つ目の点は実際に通い始めて見てからの様子なので、始めに検討する材料ではない。

 

 問題は三つ目である。子ども本人の興味関心だが、そもそも興味関心を持つ種まきをしなければならない。しかし、平日は家と保育園の往復、休日は月2回の図書館通いと本人の趣味の電車関連の遊びで今のところ完結してしまっている。

 

 5歳にもなると、保育園の友達もいろいろと習い事をしているらしく、水泳なんかが特に多い。そこで息子にも「プールで泳ぐ習い事したい?」と聞いてみるが本人は「プールはいいかな」とさして興味はなさそうだ。

 今絶対的に興味関心を持っているのは電車である。電車から派生して、日本地図もよく見ているし、路線図から漢字の読み書きも率先して取り組んでいる。親としてはこの電車好きの基軸から色々派生させたいところだが、電車関連のコンテンツは図鑑、パズル、あとは博物館通いくらいしか今の私には思いつかない。電車のパズルもかなりハマっているが、最近100ピース程度のジグソーパズルはささっと並べてしまうので、もう少し難易度が高いものが欲しいところだ。

 

 とにかく、本人の興味関心を持つための種まきが、なかなか悩ましいところである。時間的制約、親の知り得る知識や体験の制約。近年、子どもの教育格差で「体験格差」という言葉がよく聞かれる。これは経済的制約よりも、実は親の知識や意欲のハードルが大きいと私は実感している。

 子ども、特に幼児期はほとんど親の管理下の環境で生活をするので、親の持ちうる世界が狭ければ、それだけ子どもの興味関心の琴線に触れるものに出会う確率が下がる。

 

 そういう意味でも、保護者だけでなく、多くの信頼できる大人からあらゆる世界を学び取る環境、子どもがたくさんの大人と触れ合える環境は大切だと私は考える。

 

 さて、習い事。どうしようかな。