挫折について考える

 新卒で就職活動中の時、自己分析で挫折について考えたことがある。

挫折とは途中でダメになること。また、途中でダメになってしまったことで気力が失せてしまう事。

 

 正直に言うと、私は挫折した経験がない。

 

継続する習慣をつけるのは苦手で、三日坊主になることは結構多い。情熱が冷めやすい。ただ、冷めやすい分、熱しやすい。1か月継続して、1か月休んで、その後また2か月続けて、と間欠的に継続することが多い。

 幼少の頃に習い事で身につけた習字。ピアノ。英語。ハマる時期と辞める時期を何度も繰り返し気が付けが20年以上続けている。

 日記についても、媒体は紙、HP、SNS、ブログとその時々で変わるが、一時休止を挟みながらもこうして続けている。

 資格の勉強も、基本的に目標としていた資格取得まで到達することが多い。

 

 振り返ると我ながらよく続いているなとも思う。一時休止になる時はたいてい、やりたい熱意よりも面倒くさいという怠惰が上回る時だ。しかしその一時休止期間も、府として時には気づいたらまた始めているのだ。

 

 習字については、ふとした時に筆文字の魅力を思い出し書きたくなる時。

 ピアノについては、音楽を聴くとそれを自分で演奏したくなる時。昔引いたことがある曲を、また耳にした時。

 英語についてはSNSで他の人が勉強しているのを見つけた時。

 

 こうして何度も休みを挟みながらも再開できるのは何故か、と考えると、好きだからなんだと思う。習字は、日本の文化的な側面が好きで、美しい文字を書くために集中している瞬間が好きだ。ピアノは、自分がこう弾きたいと思うようにメロディを奏でられる瞬間が好きだ。英語はいつもと違う自分になれる瞬間が好きだ。

 

 結局、好きだから続けられる。もしくは、苦手意識を持つに至るほど、物事に真剣に取り組まなかったからかもしれない。

 苦手意識を持つ、ということは挫折を経験したことがあり、そしてそれを克服できなかった経験があるという、物事を真剣に取り組んだからこその結果であるかもしれない。

 30余年生きてきて、挫折経験がない私は前者か後者か。これについては、自分が生活をしていて楽しく思える方を採用したいと思う。

 

 あなたはこれまで挫折をしたことがありますか?