メンタルヘルス・マネジメント検定に合格しました

 今年の3月に受験した「メンタルヘルス・マネジメント検定 試験II種(ラインケアコース)」の結果が届いた。結果は無事合格。

 

試験のご紹介 | メンタルヘルス・マネジメント検定試験

 

 多忙な現代社会において、メンタルヘルスの不調は誰にでも起こりうる事象。日常的に私たちが感染症対策をとるのと同じように、メンタルヘルスの対策をとることはQOL(クオリティ オブ ライフ)向上には必要不可欠だ。

 そういった知識を一度きちんと身につけたいと思い、本検定を受験した。受験を思いついた時はまだⅢ種(セルフケアコース)にしようかⅡ種(ラインケアコース)にしようか迷っており、こちらの参考書を購入した。

 

  

 

 メンタルヘルス・マネジメント検定は年2回の試験日があり、11月と3月に実施されている。なお、Ⅰ種(マスターコース)は11月のみである。

 本来こういった試験は公式テキストに基づいて勉強するのが王道ではあるが、私は見やすさ重視で公式準拠のテキストを購入した。勉強期間は試験申し込みをした1月末から3月の試験日までの1か月半。子ども達の寝かしつけが終わってから毎日1~2時間勉強をし、このテキストを2周、苦手な分野は4周読みこんだ。

 メンタルヘルス・マネジメント検定では過去問はそう多く出ていない。古い過去問だと法改正などで内容が異なる可能性があるのであまり参考にできない。本当は本番前に当日の試験方式の演習をもっと多くしたかったが、問題入手が困難だったため諦めた。

 

 実際に試験を受けた時の感想としては、なかなか細かい数字や制度の内容まで突っ込まれる試験内容だった。公式テキストの図表などから作成された問題もあったので、やはり本来は公式テキストでの勉強が王道だ。

 しかし、メンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種とⅢ種はマークシート方式なうえ、合格点のボーダーが70点以上と少し余裕がある。マークシート形式の試験に慣れている人であれば、勉強をしている段階で問題文の正誤をいじりやすい部分を集中して覚えることで点数を得ることはできるだろう。

 そして試験時間。

 私が受けたⅡ種はマークシート方式の問題50問に対して試験時間2時間と設定されている。正直言ってかなり長い。試験開始から一定の時間が過ぎれば途中退室が可能なので、私も1時間程度で退出した。それでも一通り問題を解いた後に2回見直しをする時間があった。試験時間にはかなり余裕があるので、時間切れを心配する必要はほとんどないだろう。

 

 試験合格はもちろん嬉しい。しかし、学んだ内容を実際の職場等で活用するためには試験合格以上の知識や経験が必要になってくる。なお、メンタルヘルス・マネジメント検定の資格自体が直接、就職や転職に結び就くものではない。あくまで、より快適な職場環境、メンタルケアを行うために必要な知識を得るためのベースとなる試験だ。

 

 この試験を受けて、私は良かったことがある。

 過去に仕事をしていて辛かった現場を、今回の試験勉強で学んだ内容と照らし合わせると、良くない事例にとても当てはまるとわかったことだ。仕事をしていて快適な職場、ストレスや重圧が重くなる職場の条件について、言語化できるようになった。今はもう退いた職場ではあるが、改善をするならこうすればいいのでは?この制度を利用した方がいいのでは?といくつか改善案を勘案することができるようになった。

 

 次回の試験日は2023年11月5日(日)

 試験申し込み期間は一般受付の場合9月15日(金)~28日(木)。申し込み期間が2週間とややタイトなのと、試験日に対して申込期間が2か月近く前であることは要注意。

 

 今、自分の職場の居心地が悪い。

 仕事が大きなストレスになっている。

 そんな人はいちど、メンタルヘルスの観点から見た良い職場とはどういうものか、という知識を得る為にも、メンタルヘルス・マネジメント検定は役立つかもしれない。