アキネイターをご存じだろうか。
おおよそ20個程度の質問に答えることで、プレイヤーが思い描いている人物・キャラクターをぴたりとあてるランプの魔人である。私も学生時代、友人とよく一緒に有名人を思い描いたり、漫画のキャラクターを思い描いたりしながらプレイした。かなりコアなキャラクターまで言い当てられるのに、驚いた。
話は変わるが、大人になって自分はなんて無個性な人間なんだろう、と思う時がある。
子どもの頃は少しでも集団と違うところがあると弄られたり、ひどい時はいじめの原因になったりして周りと同化することを求めていたのに。
突き抜けた個性は他者との差別化になるし、自分の存在意義になる時もある。しかし、誰もがNo.1になれるわけではない。私は吉田沙保里のように力が強いわけでもないし、勝間和代のように合理性全振りのキャリアウーマンでもない。
一昔前に大流行した某歌の歌詞では「No.1にならなくてもいい もともと特別なオンリーワン」といった文言がある。しかし社会人になって特別なオンリーワンな人は、やはり何かしら突き抜けているのだ。自分が特別なオンリーワンであることはなかなか自己認識することは難しい。
自分をオンリーワンであると認識するためにはどうすればいいのか。
ここで自分という人間が答えとして導ける質問をアキネイターに応えさせるようにいくつも考えてみる。
たとえば私の場合。
女の人? YES
子どもがいる主婦? YES
都内在住? YES
BMI20以下? YES
運動は得意? NO
薬剤師免許を持っている? YES
メンタルヘルスマネジメントⅡ種を持っている? YES
主婦雑誌に載ったことがある? YES
定期的にブログを更新している? YES
コスパよりもタイパを大切にしている? YES
子育て支援拡充や各種政策についてパブリックコメントを送っている? YES
国会議員に会ったことがある? YES
毎月最低3冊は本を読む? YES
気になったことは試してみるタイプ? YES
一つ一つの質問では自分を特定することはできないが、こうしていくつもの要素を掛け合わせていくと、たった一人、自分にいきつく。
アキネイターのように自分に絞り込む質問を考えていくと、自分の属性や資格、スキル、趣味、習慣や強みを言語化することができる。
もし自分の個性や強みが分からなくなってしまった時。
自分とはどんな人間か分からなく不安になった時。
自分アキネイターを作ってみよう。