入れるものより捨てるもの

 部屋をきれいにしたい。

 健康な体を手に入れたい。

 新しいことを始めたい。

 

 私がよく抱く欲求は上記の三つだ。

 そしてそのたびに断捨離の大切さを考えさせられる。

 

 何かをしようとすると、つい私は新しい要素を組み入れようとする。部屋をきれいにするための収納ラックが欲しいとか、健康にいい食材やサプリを探したり、新しい趣味の為の本を買おうとしたり。しかし実は、新しい要素を組み入れようとするよりも、既存の物を捨てる方が実はずっと実現に近づくのだと最近気づいた。

 

 部屋をきれいにしたいのであれば、必要なのは新しい収納ラックではなく、使わないものを見つけ出して捨てること。

 健康な体を手に入れたいのであれば、身体の老廃物を出すことを意識した食事や水分量を摂りこまめにトイレに行くこと。

 新しいことを始めたいのであれば、今日常的に時間や労力を浪費しているだらだら習慣を減らすこと。

 

 仕事だって、新しいことを始めようとして、既存の仕事量にアドオンするだけでは確実な成果は得られない。

 

 取捨選択。

 

 まずは捨てることが始まりなのかもしれない。