季節のうつろいと体調管理

 ここ数日で都内はガクッと気温が下がり、一気に秋めいた空気を感じる。今年の夏は暑く、長かった。私は秋が好きなので、ずっと心待ちにしていた。

 

 秋と言えば、食欲の秋。芸術の秋。スポーツの秋。

 ありとあらゆる人間らしく文化的な活動がしやすい季節。

 梨や柿、栗、鮭と秋が旬の食材たち。

 街をただよう金木犀の香り。

 夏のうだるような蒸し暑さから解放され、乾燥していく空気。

 木枯らしの寒さに身を縮こませ、日差しの温かさにホッと緊張を緩ませる。

 

 年々、夏が長く感じ、あっという間に冬が来てしまう気がする。

 季節の変わり目は寒暖差が大きく風邪もひきやすい季節。そして昨今は薬の流通状況も芳しくなく、風邪症状に効く薬は長期間に及ぶ品薄状態。薬に頼らずにすむ体調管理を忘れずに取り組んでいきたい。

 

 毎日の栄養摂取(タンパク質、ビタミン、ミネラル)

 十分な睡眠(適切な睡眠時間、熟睡できる睡眠環境)

 適度な運動

 手洗いうがい

 密集した環境ではマスクの着用

 

 だが残念ながら、どんなに気を付けていても体調を崩してしまうのが病気というものだ。なので予防にあわせて、初期の体調不良まで自宅で対応できるようにしている。私は毎回、風邪を引くときはのどから痛くなるので、トラネキサム酸配合の市販の風邪薬を自宅に常備している。また、はちみつやネギ、大根などのどに良い食べ物も切らさないように対策をしている。

 

 新型コロナウイルスの他にも、インフルエンザやプール熱、アデノなどありとあらゆる感染症が流行しているこの時期。健全な精神は健全な肉体から。

 普段は電車や自転車で行く場所も、あえて秋の空気を感じながら歩いていくのも良いかもしれない。