モチベーションの維持

 先日、私の職場に本当に英語しか話せない患者がやってきた。

 昨今の外国人観光客の需要からか、こういった機会はこの10年の体感で確実に増えている。職場での英語での対応は今まで半年に1回程度だったのが、ここ最近では1か月に1回は起きている。またプライベートでも外国人観光客に道を聞かれることも多くなった。電車を利用していたり、駅の近くを歩いていると聞かれることが多い。相反して私の英語力は、学生時代の留学から帰国直後をピークに確実に落ちてきている。

 そのたびに、「ああ、私も子供も英語を身につけていかなければ十年後苦労するだろう」と思わされ、英語学習のモチベーションの維持に大いに役立っている。

 

 日本の人口減少やGDPの低下など、国内の状況を鑑みれば日常生活における英語の使用頻度は今後も増えていくことだろう。そんなことはきっと誰しも思っていたり感じていたりするだろう。

 しかし、実際に対面で話すと、いかに自分が話せないかを痛感させられる。実地体験こそがモチベーション維持に最適だ。

 

 自分が本当に続けたいと思っていることがあるのであれば、モチベーションの維持にも練習ばかりではなく、本番、実地体験、発表などの本格的なアウトプットの機会を設けよう。