インフルエンザはもはや1年中?

 子ども達の保育園でインフルエンザが出たと言われた。

 その翌日に息子も発熱。これは大変だ、とすぐに小児科を受診。

 すると、

 

「発熱から12時間経過しないと検査結果の判定の精度が落ちるので、明日また来てください」

 

 とのこと。一つ学びを得た。

 

 「感染症を疑い検査を希望する場合は、発症してから12時間経過してから受診するが吉」

 

 この時は手持ちの解熱剤ももうなくなってしまっていたので、受診した意義はあったが、自宅に十分な備えがある際は受診を少し待ってみた方が良かったのかもしれない。感染症の疑いがある時は、発症してすぐでは上手く検査結果が出ない事の方が多い。たいてい12~48時間以内が検査や治療薬投与開始にふさわしい。

 ちなみに翌日熱は下がらなかったため再度受診し検査してもらったところ、めでたく陽性。息子、人生初めてのインフルエンザである。

 

 ところで、小学生以上と幼児では登校・登園停止期間が異なることをご存じだろうか。私は知らなかった。

 

 インフルエンザの出席停止期間の基準(学校保健安全法施行規則)

発症した後5日を経て、かつ解熱した後2日(幼児にあっては3日)を経過するまで

 

 つまり、幼児(幼稚園児や保育園児)は小学生よりも解熱後の療養期間が1日長い。

 発症日を0日と数え、小学生なら3日までに解熱すれば、6日からは登校できる。これが最短の出席停止期間だ。

 しかし幼児は2日までに解熱しなければ、出席停止期間はどんどん延びていく。働く親にとってはなかなかシビアだが、大切なことなので覚えておいて損はないだろう。

 

 インフルエンザといえば冬のイメージが強かったが、最近はこんな梅雨直前の湿度が高い時期でもでてくるらしい。もはや感染症に季節は関係なく、一年中感染症対策に気を配らなければならないのだな、と改めて思わされた。