今週のお題「一生モノ」
小さい時からずっと使っている又は使えるもの。
物理的なモノで言うと思いつくのが、小学生の頃に買ってもらったお習字道具や裁縫道具。そして大人になってから買ったものでこれからも使うモノだと結婚指輪。
逆に一生モノとならなかったのはブランド物の財布やキーケース、バッグ、靴。特に革製品なんかはメンテナンスすれば長く使えるとよく言われるが、メンテナンス手間暇もかかるし費用も安くない上にデザインが関わるものはどうしても流行り廃りが表れる。
そして物理的ではない一生モノ。それはスキル。
学生時代某有名な料理教室でパン作りを習った。そのとき得たスキルのおかげで今でも家でたまに子どもたちとパン作りをすることがある。
また小さい頃から習った習字やピアノ。日常生活では触れることはめっきり減ったが、いざという時やふとした時に触れると案外身体が覚えているものだ。時折披露すると、おおっと感心してもらえる。
一度経験したことがある行動や、身につけた技術はその分野へのハードルを下げてくれる。
小さい頃の習い事は、こういった多方面へのハードルを下げるのに非常に有用だなと思わされる。昔やったことがある。覚えがある。一度興味が離れてしまっても、長い人生のうちに戻ってくることがある。そして、そうして身につけたスキルや抵抗感の低さは人生を彩るのに非常に役立ってくれる。
人生の目的で大金を稼ぐ事や、有名になる事や成功する事を真っ先に挙げる人もいる。しかし、人生の楽しみ方はそれだけではない。寄り道だって人生。人生色々だ。