炊飯器のこだわりと主食

  私事だが、先日炊飯器を買い替えた。

独身時代から使っていた3合炊きの炊飯器がどうにもこうにも蒸気口から吹きこぼれてしまい、毎度掃除をするも改善は見られず。ついでに息子たちの食事量も未就学児ながら日々増えてきているので、思い切って買い替えることを決意した。

 いざ家電量販店の炊飯器コーナーに立つとそのラインナップの多さに圧倒された。

3合炊き、5.5合(1.0L)炊き、1升(1.8L)炊きとお釜のサイズで分けられるのならまだわかる。マイコン、IH、圧力IH、炭釜、鉄釜、蒸気レス、煮込み料理対応、自動調理メニュー…価格帯も1万円前後から高いものだと8万円を超えるものまで。

 家電に関してど素人の私は圧倒され、もはや何がどう違うのかも判断がつかない。自慢ではないが味の違いには疎く、なんでも美味しく頂ける質である。こういう時に、やはり実店舗というのは販売員に直接解説してもらえるのがありがたい。

 

 販売員の話を要約するとポイントは下記の通り。

 

マイコンは底からしか加熱できずややパワー不足、その分リーズナブル。

・IHは釜全体を加熱できるので、いわゆる土鍋で炊いた米に近づく。

・価格の違いは炊飯器の釜を職人が手作りするか否かのこだわり。それにより価格の差がでている。

・高価格帯はそれだけ調理メニューや機能が多彩な傾向にある。

 

 我が家が求める炊飯器のスペックとしては、3合炊きからサイズアップを検討している。炊飯メニュー以外は使用する予定はない。先代が吹きこぼれて故障した経緯があるため、できるだけ手入れが簡単な機種を。

 

 

 

 そんなこんなで、我が家は新しい炊飯器、圧力なしのIH炊飯器5.5合炊き、価格は約2万円程度の物をお迎えした。その晩、さっそく新しい炊飯器で炊いたお米をいただいた。お米の種類はふるさと納税でいただいている、あきたこまち

 

 実食。

 

 いつもより米がもっちりしている気がする。私にわかる違いはこの程度であったが、炊飯器の周りが汚れなくなったのと、一度に炊ける米の量が増えて冷凍ごはんのストックが増えたことに非常に満足である。洗うパーツも釜と内蓋のみ。いたってシンプル。

 ちなみに私よりも味に敏感な相方は、「米の種類が変わってないのに甘味がでた…美味い!!」と感動していた。2万円でこれから数年間の主食の味を買えたと思うのであれば、なんともお手頃価格である。願わくば先代と同じく8年程度使えますように。