社会人になって勉強したこと

 勉強というとつい、学生時代のころのように試験勉強や受験勉強など、点数を意識した勉強を思い浮かべてしまう。

 しかし、社会人になってからの勉強はそうではない。定期的に試験があるわけでもなく、自分の意志とは無関係な受験や試験があるわけでもない。学生時代との違いは、自分自身が意識して学ぶ意欲があるか否か。もちろん学生時代でも意欲的に自分で探求をし、自ら目標を定め、勉学に勤しんできた方もいるだろう。しかし大多数はそうではない。少なくとも私はそうではなかった。

 学生を卒業して、私が勉強したことをいくつか振り返る。

 

・傾聴力

 阿川佐和子さんの著書、「聞く力」を読後、当時在籍していた社内研修や営業の現場でのやり取りで傾聴力について学んだ。話し手に対して、自分がいかに話をきちんと聞いているかの態度を示して話しやすい雰囲気を演出するか、相手の話の中で深堀したいことをどう引き出すかを学んだ。接客業や営業職、また医療職など相手の考えや意見、知識を引き出すことが重要な仕事に就いている人は一度は読んでおくことをお勧めする。

 

・金融知識

 数多くの著書を執筆しているFP横山光昭さんの著書を数冊、超有名Youtube両@リベ大学長のお金の大学。社会人になり、お給料をもらうものの、源泉徴収で自分が税金や社会保険料をいくら払っているかなんてさっぱり関心がなかった。結婚し子どもを出産した翌年、医療費控除の為に初めて確定申告をした際に源泉徴収票の見方や税金の仕組み、家計のやりくりについて興味をこれらの本を読んだ。家計を苦労なくやりくりするための必要な知識はここから始まり、今の私の生活の重要な礎になっている。固定費の削減やクレジットカードの活用、ライフプランニングといった、お金の基本は老若男女必要な知識だ。

 

 

 ちなみに金融知識については金融庁HPで公開された、うんこドリルとのコラボが非常に有名だが、その外にもいろいろなコンテンツがある。大人も非常に勉強になるので一見の価値あり。

小学生のみなさんへ : 金融庁

 

・高気密高断熱住宅

 いつか持ち家が欲しい、どうせなら快適に住める家が良い、と考えた時に、快適に住める家とはそもそもどんな家なのか、どういった基準を満たしている家なら快適に暮らせるだろうかと興味を持った時に見たYoutubeチャンネル。ハウスメーカーの言いなりでは快適に暮らせる家は出来ないことを学び、そうならない為に必要な知識を軽快な関西弁で解説してくれるチャンネル。間取り紹介の回も好き。

www.youtube.com

 

 

 社会人になると学生の頃のように試験で点数化されるような勉強は、おそらく資格試験くらいしかない。資格にならない勉強に意味があるのかどうかは、明確には言えない。しかし、知識というものはあなた自身を守ってくれる大事な武器になる。武器は多いことに越したことはないだろう。

 ぜひ、点数化されない勉強の楽しさを、あなたにも味わっていただきたい。